「健康的に痩せる」ために、PFCバランスを整えましょうとよく言われています。

≪PFCバランス≫

Protain(たんぱく質)、Fat(脂質)、Carbohydrate(糖質)を表し、

厚生労働省では生活習慣病の予防・改善の指標となる三大栄養素の目標量を、以下の通り提示しています。

たんぱく質:13~20%
脂質:20~30%(飽和脂肪酸は7%以下とする)
炭水化物:50~65%

ただしこの数値は、生活習慣病予防のための指標であり、ダイエット時にはこのバランスを変更させます。

 

しかし、同じものを食べてもAさんとBさんで痩せ方が違う、体調も異なるといったことがあるかと思います。

これは、日頃の運動や睡眠など、生活習慣が異なることもありますが、栄養の面だけで見ても、体に入っていく過程で個人差があるからです。

摂るべき栄養素の量を考える前に、その土台づくりとして大切になってくることをご紹介します。

 

代謝をスムーズに行うために

栄養の消化・吸収の過程で個体差が起こる理由の一つに、「各酵素の反応効率の違い」があります。

食物が体内に入っていくと、消化・吸収される過程で「代謝」活動が起こります。

代謝とは、体の中で起きる化学反応です。

その際、酵素と呼ばれるたんぱく質が必要となってきます。また酵素が働くためには、補酵素(ビタミンやミネラル)が必要です。

酵素(タンパク質)は遺伝情報をもとに作られます。人によって遺伝情報が異なるため、酵素が働くための補酵素(ビタミン・ミネラル)がどれくらい必要かも異なってきます。

現代人はビタミン・ミネラルが不足してる方が多いとも言われているので、代謝を促すためにも、適量摂っていくことが大切です。

 

消化・吸収ができているか

ダイエットには「タンパク質」をよく摂りましょうとも言われます。もちろん、筋肉量を維持しながらリバウンドなく痩せるために「タンパク質」はとても大切な栄養素です。

しかし、ここでもう一つポイントがあります。

せっかくタンパク質を摂っていても、腸の消化吸収システムがしっかり働いていないと、タンパク質が栄養素として体の中に入っていかない、ということがあります。

「お肉を食べ過ぎると胃がもたれる」

「お肉を食べすぎると便が詰まって出なくなる」

「・・でもお肉を食べなきゃ!」と悩まれている方もいるかもしれません。

まずは、腸の消化吸収システムをよくするために、体内で起こっている慢性炎症を抑えること、そして消化を助ける胃酸分泌を促すといった食事から始めていきましょう。

 

分子栄養学を取り入れた栄養サポート

分子栄養学では、上記のように個人間での個体差や状況における必要量の差を考慮に入れ、お客様の栄養状態をサポートしていきます。

血液検査などの数値を用いることによって、細胞レベル、ミトコンドリアレベルでの機能を推測していきます。

また、検査だけをみるのではなく、実際の症状と照らし合わせながら、栄養介入を行うことで、ダイエットだけでなく、生活習慣病の予防や体の不調も改善することができます。