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『長時間歩いているとひざが痛む』

しゃがんだり立ったりするとひざが痛い』

『階段の上り下りでひざが痛い』

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等のお困りのお声がよく聞かれます。

 


でも大丈夫です!

痛みをケアしながら、ひざに負担がかからないように筋肉をつけることから、まずは始めましょう。

 

ひざは痛みが出やすい部分?!

ひざ関節は、その構造上、体を支えるために、常に負担を強いられています。
歩行時は体重の約3倍、階段昇降時は約7~8倍もの負担がかかっています。

そのため、年を重ねて痛みを訴える方が多い部分です。


※ひざ関節には、物理的なストレスを逃がすような衝撃吸収の機能があります。
半月板は、衝撃をやわらげるクッションの役割、靭帯はひざのアライメントが崩れないように支え、関節軟骨や関節液は関節の摩擦を減らす役割を担ってくれています。

 

よく耳にする『軟骨がすり減る』とは??

ひざに痛みを感じる原因はさまざまありますが、年を重ねて多い膝の疾患に『変形性膝関節症』というものがあります。
変形性膝関節症とは、加齢に伴う関節軟骨の老化であり、膝関節の軟骨を作るよりも、軟骨が分解されてしまう割合が大きくなってしまう疾患です。

これがよくいわれる「軟骨がすりへってしまう」状態です。

このように軟骨に負担がかかって摩耗すると、軟骨の摩耗片(削りかす)に滑膜が反応して炎症を起こします。これがひざの痛みの原因です。

 

ひざの痛みに対する治療とは??

炎症が起きている場合や痛みが強いときは、安静、リハビリ、マッサージ、温熱療法などが必要です。

しかし、将来の痛みを防ぐため、また、痛みがやわらいでこれ以上ひざに負担をかけないためにも、ひざに大きな負担をかけない範囲で運動療法は勧められています。


ひざ関節をまもるために推奨されている運動

(※変形性膝関節症の治療ガイドラインより)

①体重コントロール


②脚の筋肉量を増やす。


③脚の歪みを改善しながら筋肉をつける。

 

脚の歪みに関して

ひざ関節の構造からよくみられる脚の歪みとして、内半変形(O脚)があります。


たとえば、このようにO脚の状態だと、重心線がひざの内側を通ります。

この状態で体重をかけ続けると、内側の膝を支える組織に集中して物理的ストレスがかかります。
そして、上記の衝撃吸収機能が働きにくくなります。そして、内側の裂隙が狭くなっていき、痛みを生じます。

このように
骨格に歪みがあると、関節の一部分だけに集中して物理的ストレスをかける
ことになります。

すると、その周辺組織にダメージが加わり、
痛みを発生させる原因となります。

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骨格の歪みを正しながら、必要な筋肉をつけていくことは

関節に負担をかけない、将来的に長く歩くために大切です。

体の歪みを改善して、いつまでも健康に歩ける体づくりをしていきましょう。