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「慢性的な腰痛がある。」
「ぎっくり腰を何度かしたことがある。」
「反り腰を改善したい。」
「腰が痛くて病院で診察を受けたら、”治療や手術をするほどではないけれど、自分で腹筋・背筋を鍛えるように”と言われた。でもどうしたらよいかわからない。」
「自分でトレーニングや運動をしたら腰を痛めた。」
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よくわからないけれど、不快な痛みが続く。
まずは、日本における腰痛の位置づけと、なぜ引き起こされているのかご説明致します。
腰痛の本当の原因とは??
腰痛には、特異的腰痛症と非特異的腰痛症に大きく分けられます。
特異的腰痛症とは、原因が明確で診断がつく疾患です。たとえば、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、脊椎圧迫骨折などがあります。
一方、非特異的腰痛症とは、原因が特定困難なものです。
病院で診察を受けると、診断名はつけられず、薬やシップを処方され経過観察、
『ご自身でストレッチや筋トレなどの運動をするように』と言われることが多いです。
しかし、この非特異的腰痛。
原因不明とありますが、最近では、
背中や腰の関節、筋肉、筋膜、関節包などの組織が微細な損傷を受けて痛みが出ているとわかっています。
引用資料: 筋骨格系のキネシオロジー
そして、これらは
日常の生活動作や仕事を繰り返す中で、姿勢の崩れや骨盤や背骨の歪みによって引き起こされていることも報告されています。
(厚生労働省の腰痛資料より)
腰痛をトレーニングで改善する
診断名がついている腰の痛みについては、医師の処方の元、治療が必要です。
炎症症状や動けないほどの痛みがある場合は、安静やマッサージなどが必要な場合もあると思います。
しかし、マッサージや温熱療法などで、一時的に楽にはなるんだけど、
何度も繰り返してしまう・・という方。
そもそも腰を痛めることのない体づくりを考えられている方には、
体の歪み改善トレーニング
をお勧めします。
なぜ体の歪み改善トレーニングで腰痛のない体になれるか?
特に腰痛を引き起こさない体づくりでポイントとなるのが 体幹コアマッスルです。
腰痛と体幹コアには密接な関係があり、体幹コアマッスルをつけて、腰痛が改善したという研究報告も多くあります。
リハビリやトレーニング現場での、私の経験からも多く感じます。
体幹コアマッスルは、横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤低筋群から構成されます。(厳密にいうと首の筋肉も体幹コアに含まれます)
体幹コアは、体の深層部にあるので、筋の付着部が関節に近いです。
そして、動作の起こる直前に筋収縮をし、それにより関節を安定させる効果があります。
もし、この体幹コアが十分に効いていないと、たとえば立った状態で体をかがめるとき、背骨が不安定で、最も動きやすい一部の関節に動きが集中してしまいます。
すると、図の左の人のように、一部の関節に不適切な力が加わってしまいます。
関節周囲には、関節包、靭帯など大切な組織がありますが、そこに微細な炎症が繰り返され、
腰痛の原因となり得ます。
しかし図の右の人のように、この体幹コアが適切に働いていれば、腰椎全体が一つのユニットとなって、背骨を安定させながら体を動かすことができます。
日常の様々な動きの中で、背骨を安定させながら動けるようにトレーニングを行っていきましょう。