体のある機能を獲得することによって、物を持ち上げるときのぎっくり腰の予防につながります。

エクササイズ中のポイントと関連して、ご紹介いたします。

 

肩甲帯の安定

「重いものを持つときに、ぎっくり腰を防ぐ」、そのポイントの一つとなるのが、肩甲帯の安定です。

体幹部と腕をつなぐのが肩甲骨です。具体的には、「肩甲胸郭関節」という部分で、肋骨と肩甲骨がつながっています。

腕を上げるとき、手をつくときに、腕の動きに伴って肩甲骨の安定(安定しながら動く)が求められます。

 

しかし、ここに不安定さがあると、体の中枢の力が末端にうまく伝わらなくなってしまいます。

たとえば日頃、猫背、巻き肩の姿勢、肩甲骨が極度に離れてしまっているポジションであったりすると、この肩甲骨を安定させてくれる筋の機能不全がおこっている可能性があります。

 

ショルダーパッキングという機能

肩甲骨を安定させながら、体幹部の力を腕に効率よく伝えてくれるのが「ショルダーパッキング」という機能です。

「ショルダーパッキング」のポジションは、肩甲骨下制、内転、肩外旋です。

トレーニングにより、この機能が獲得できると、肩の挙上でインピンジメント(関節内のつまり、挟み込み)を防ぐことができたり、

重いものを持つときにぎっくり腰を防ぐことができたりします。

 

また、体幹トレーニングなどの腕立て肢位も、手首をいためずに、体幹・肩甲帯部の活性化が効率的に行えます。

 

腕立て肢位のエクササイズをする前に

そのため、腕立て位のエクササイズをする前に、肩甲帯の安定、ショルダーパッキングの機能などを高めるエクササイズをしておくと効果的だと考えます。

ここに至るまでのエクササイズはけっこうあります。

 

さらに、肩甲骨の土台は胸郭ですので、まずは胸郭へのアプローチ、呼吸を含めた体幹コアエクササイズなどが、大元として大切になってきます。

 

日頃の運動により、お仕事中、腰の心配、お身体の心配をしなくて済むよう、お役に立てればと思います。