腰痛改善のためのストレッチ方法【福岡市パーソナルトレーニング】
腰痛がある方は、腰椎・骨盤リズムが崩れている場合が多いです。
腰痛の原因を探る際、どの関節に制限があって、どの関節が過剰に動いてストレスがかかっているのかを知る手がかりになりますので、一緒にみてみましょう。
1.腰椎・骨盤リズムとは
2.腰椎・骨盤リズムの崩れー股関節に制限がある場合
3.腰椎・骨盤リズムの崩れー腰椎に制限がある場合
4.日常の動きの中での腰椎・骨盤リズム
1.腰椎・骨盤リズムとは
体全体を曲げたり、反らしたりするとき、腰椎・骨盤・股関節は連動した動きをします。そのような腰椎と股関節の運動学的関係を「腰椎骨盤リズム」といいます。
たとえば、前屈の動きにおいて、
正常な場合は、腰椎屈曲約40度とほぼ同時に股関節で約70度屈曲されます。
2.腰椎・骨盤リズムの崩れー股関節に制限がある場合
股関節の曲がりが制限されると、腰椎に通常より大きな曲がりが要求されます。
そうすると、腰痛を誘発する原因となってしまいます。
見分け方
骨盤の部分があまり動いておらず、脊柱の腰椎の部分がどんどん丸くなっている。
おすすめエクササイズ
股関節の動きをよくするためのエクササイズをお勧めします。
たとえば・・【ハムストリングス ストレッチ】
仰向けになり、タオルやセラバンドを足の裏にかけ、天井の方に持ち上げていきます。
太もも裏、膝の裏を伸ばしましょう。
3.腰椎・骨盤リズムの崩れー腰椎に制限がある場合
腰椎の曲がりに制限があり、股関節に通常より
大きな曲がりが要求されます。股関節の痛みを誘発する原因となってしまいます。
見分け方
骨盤は回転していくが、腰椎の部分がフラットのまま曲がっていない。
おすすめエクササイズ
腰椎を含めた背骨の動きが良くなるエクササイズをお勧めします。
たとえば・・【背骨のストレッチ】
①四つ這いになり、骨盤後傾し、背骨を一つずつ丸めていきます。
②骨盤前傾し、背骨を一つずつ反らしていきます。
4.日常の動きの中での腰椎・骨盤リズム
このような前屈動作は、日常生活でも多くみられると思います。
たとえば床に落ちているものを拾う、中腰で物を持ち上げる、かがむ、など。
そのたびに一部の関節に物理的なストレスがかかってしまうと、その関節自体、また関節の周辺組織を損傷して痛みにつながる可能性があります。
腰痛を軽減、または防ぐためにも、関節の動きをチェックしながら、必要な運動を取り入れていきましょう。