腰痛予防ー腰をひねる動きとは?
腰をひねるこのような動き。ゴルフやテニス、野球であるスイング動作でよくお見かけするかと思います。
日常でも、物をもって向きを変えたり、振り返ったり、このような動きをすることってあると思います。
間違った動きをしてしまうと、関節や組織の一部分に負担がかかって腰痛を引き起こしてしまう可能性があります。
このように”腰をひねる”といわれる動き。
背骨はどのような動きをしているのでしょうか??見てみましょう。
腰をひねる?背骨の動き
背骨は頚椎・胸椎・腰椎に分かれます。そして、頚椎の上に頭、腰椎の下に仙骨があります。
右に120度ふりかえった状態とき・・
頭・頚椎、胸椎、腰椎ではそれぞれ以下の角度回線旋します。
頭・頚椎 約80度
胸椎 約35度
腰椎 約5度
(大まかな目安の数字で、実際は、股関節の回旋も含んでいますが、ここでは言及しません)
数字をみると・・「腰をひねる」と私たちは日常言いますが、
”ひねる”いわゆる”背骨の回旋”の動きは腰椎(ようつい)よりも胸椎(きょうつい)の方が多く担っているんですね。
しかし、胸椎の動きに制限があると、それを代償して、腰椎で無理な回旋動作を強いられます。
このような、胸椎での回旋可動域不足に伴う腰椎での代償運動が、腰痛の原因になっているケースも多いです。
どこの関節がどのような動きをしているのか、一つ一つ確認していきながら、痛みとなっている原因を見つけていきましょう。
また、体幹コアを働かせて腰椎を安定させながら、胸椎・股関節がしっかり動けるような回旋の動きも重要になってきますので、トレーニングで行なっていきましょう。