甘いものとストレス
栄養カウンセリングの中で、お客様とお話していると、
・仕事が忙しい時期になると、甘いもの食べ過ぎてしまう
・ストレスがかかると過食してしまう
・ちょっと難しい仕事をやる前「やる気をだすために、まずはお菓子買ってこようかな」と思う(←私です)
食欲とストレスには、深い関係があるな、とよく思います。
先日こんなセミナーを受けてきました。
「原始反射と副腎疲労」
「原始反射」とは何か??
ストレスとどう関係があるかといいますと…
原始反射とは、
新生児が、脊髄や脳幹レベルの反射で起こる動きで、
たとえば、おっぱいを吸う、落ちないために抱きつく、地に足をつけて立つための準備をする、など
自分の身を守るために、母乳を飲んで、移動できる能力を獲得するために、
これらの動きを反射として生まれながらもっています。
通常、成長とともに大脳皮質による抑制がかかり、原始反射が消失し、やがて随意運動がそれに代わって出現してきます。
しかし、ストレスがかかると原始反射が復活することがあり、
(女性は妊娠・出産でも復活することあるそうです)
ストレスが多い現代人は復活している方がけっこういるのではないかと示唆されている、とのことで
本セミナーでは、運動、または生活習慣によってアプローチできる方法を学びました。
原始反射出現、というと“脳の病気”や“精神的な病”?? “どうしようもないんじゃないか??”
と不安に思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはなくて
運動により改善することもできます。
ピラティスは、いろんな姿勢を取ったり、前庭覚や視覚など感覚入力を工夫しやすいので、
ご希望があったり、必要があれば、これら原始反射の統合も、トレーニングに取り入れていければと思います。
ちなみに、みんなで原始反射のテストをしてみると、私は「モロー反射」が復活していて・・
「モロー反射」とは
モロー反射は、光や音、自分の体勢など周囲から刺激を受けたときに、手や足をビクッとさせたり、両手を広げたり、抱き着くような動きをするものです。
「モロー反射が復活していることによる影響としては」
・原因不明の不安 (未来のことに対して漠然とした不安、何かに挑戦しようと思っても不安が大きい)
・難しい状況でのやる気の低下
・決断力の低下
・周りの状況や刺激に対して過敏に反応
・新しいこと、変化することが苦手
・感覚過敏(周囲の音が気になり注意散漫)
・・・などなど
日常のことや過去を思い起こせば、自分の中で「あるある!」という項目、
あまり嬉しい「あるある!」ではありませんが(笑)
上記のような悩みは、行動や思考を変えることでも改善できることと思いますが
エクササイズによっても改善できる!
運動によってそういった思考や行動に良い影響がある!
とのことなので、私も毎日やってみようと思います。
私はこの日誕生日だったので、帰って早速ケーキで糖質摂取しましたが、
有意義なセミナーで、ケーキがより一層おいしく感じました。
甘いものもすべて我慢しなくても、無理なく
長く続けていける体づくりとは??…いろいろと考えます。