”歩き方”を考える
理学療法士の方の歩行に関するセミナーに参加しました。
歩行周期のメカニズムと、脳機能に着眼したアプローチ。
皆さん「正しい歩き方」というとどんなイメージがあるでしょうか??

以下、引用です。
「随意運動としての行動の発現には姿勢制御が先行し、随意運動が原因となりバランスを崩す潜在的な要因を最初にするための予測的姿勢制御が働く。
このことは姿勢制御を獲得する過程が適応行動の神経基盤として重要であると示唆しているとともに、
我々の適応行動においては、常にこのような姿勢制御が絶え間なく活動し続けていることによって
「機能」という目標指向的活動が成立していることが言える。」(Shumway-Cookら)
難しい言葉が並びましたが、歩行も運動の一つです。
身体へさまざまな感覚が入ってきて統合され、運動がプログラムされます。
その際、脳幹で筋肉の緊張をコントロールしたり、体が倒れていかないための反射が起こったりしています。
歩き方を改善するためには、筋肉をきたえる、型を変える、だけでなく、
こういったことを配慮した体の機能を良くするエクササイズをしていけたらと思います。
エクササイズのときポイントとなるのが感覚です。
運動と感覚は切っても切り離せない関係にあります。
今回は皮膚筋刺激や伸張反射を用いて、筋の活性化を行っていきました。
病院で脳血管障害の方の運動療法によく使われている手技です。
(病院に勤めているとき、患者さんと行ったのを思い出して懐かしかったです。)
脳機能に病変がない一般の方にも、もちろん応用可能で
日頃の筋肉の使い方を改善する、
といったエクササイズにどうやって取り入れようかな〜と考えてました。
また、歩行周期の中で、どの運動パターンの逸脱にアプローチすれば改善できるだろう・・などの視点をいただけたこともありがたかったです。
「自分の歩き方が気になる」
「脚の歪みが気になる」
「歩いていると膝が痛くなる」といったお悩みへ
いろんな角度からアプローチできますように。