姿勢評価 後ろから見たとき
~姿勢評価 体幹を後ろから見みた時~
日頃、お客様の骨格を知るために、アライメントチェックを行っています。
今日は体幹後面からの評価を簡単にお伝えしますね。
どんな視点で見ているか、また、体の構造ってこうなってるんだなぁと体の理解を深めるのに役立っていただければ幸いです。(^^)
骨格の配列を評価する目的
・どんな骨格が正しい、というよりは、その方が持つ最初のスタートポジションを確認しています。それを頭に入れておいて、いろんなエクササイズを行い、変化を見ていきます。
・背骨をみるとき、後ろから、前から、横から観察します。各方向から、弯曲具合がどうなっているかみます。
・「骨格の歪み」というと、「骨が歪んでいるのか」と思われる方もいると思うのがいますが、骨が変形していることは稀で、こういった配列に個人差があるということです。
・たとえば、時々「首は首の問題で、背骨の一部だと思わなかったです」と言われることがあります。(^^)
たしかに外からみると、首は体幹からおまけのようについているように見えますが、背骨は腰から首までつながっています。
だから、首の問題であっても、骨盤や腰椎から評価・アプローチする方がおすすめです。
背骨と肩甲帯、骨盤の位置関係


オレンジ: 肩甲棘・・第3胸椎
紫: 肩甲骨下角・・第7胸椎
水色: 第12肋骨・・第12胸椎
青色: ヤコビー線(左右腸骨稜を結んだ線)・・第4・第5腰椎の間
このような骨の指標をランドマークといい、体表面から確認しやすいです。
肩甲帯や骨盤の位置から、背骨の何番目付近に痛みがでているか確認したり、
逆に背骨の高さから、骨盤の傾き(前後傾・側屈・回旋、また左右差)や肩甲帯の位置(挙上、上方回旋・下方回旋、翼状肩甲、背骨と肩甲骨の距離・左右差など)を確認したりします。
体の中はこんな風になっているのか、と日頃の体のケアの一助になれば幸いです。(^^)