体の歪み~左右のバランス
「いつも右腰の筋肉が過剰にはたらき、痛みがある。」
「O脚が気になる。→特に左脚の筋肉バランスが気になる」
など体の左右差に関するお悩み。
“右利きだから”といった理由や、長年の動きのくせもありますが
そもそも体の構造上左右対称でないことから、
もともと発揮できる機能が左右で異なることがあります。
そこを加味したアプローチを行うことで
皆さんのお悩みをより根本から解決できないかと思い、今回こんなセミナーを受けてきました。
PRIマイオキネマティック・リストレーション
体の部分でいうと、腰椎・骨盤帯・股関節あたりを中心としたエクササイズ内容でした。
東京や関西の方では、開催が多いようですが、福岡では今のところ年に1~2回程度なので、去年の6月くらいから心待ちにしていました。笑
PRIでは、人の身体は左右非対称である、ということを前提に、
不均衡な構造・機能でありながらも、最適な運動パターンを獲得して、
最終的に、普段の姿勢・呼吸・歩行が改善することを目指します。
・痛みは改善しても、動きのくせがなかなか改善しない
・脚の歪みが改善しても、トレーニングしなくなったら戻ってしまう
・もっと効率的に歪みを改善したい
・そもそも日常の筋肉の使い方、姿勢・歩き方を改善したい
今回学んだことも、動きのパターンを改善して、歪みが戻ってしまうのを防ぐ、といった点で大変勉強になりました。
「人間の身体は左右非対称である」ということをもう少しだけ説明すると・・
肝臓は体の右側にあり、心臓は体の左側にあります。
この構造上の左右差によって横隔膜の働きが右と左で異なってきます。
簡単に申すと、右側の横隔膜は機能的にはたらき、体幹コアとしての機能も正常です。
一方、左側の横隔膜は右ほど、機能的にはたらくことができにくい状態にあり、結果左腹壁の筋群が弱くなってしまいます。
そして、胸郭の左右差は、背骨、骨盤、股関節、大腿骨、膝・・とその影響は下方へ波及し、歪みとして現れます。
こういった骨格の歪み、筋肉のインバランスは
慢性的な筋のオーバーユース(特定の部分の使い痛み)
慢性的な腰痛、
歪みからくるスタイルの崩れ
などの原因にもなり得るので、
普段皆さんにご提供しているトレーニングに取り入れていきたいと思います。
自分でもやっていてすごく感じるのですが、左右の重心かかる感覚が、エクササイズ前後で違うのがわかりました。